首の蕁麻疹はストレスが原因?痒くない時は?対処法と注意点!

%e7%94%bb%e5%83%8f%ef%bc%91蕁麻疹は体の様々な部位に出るのですが、全身の場合と一部の部位だけに現れることがあって、首の蕁麻疹もありますよね。

なので、首の蕁麻疹はストレスが原因かといったことやあせもとの違い、痒くない場合、直らない、消えない場合などについて知りたいのではないでしょうか。

また、首の蕁麻疹の対処法として薬の注意点も気になりますよね。

そこで今回は、首の蕁麻疹はストレスが原因かといったことや痒くない時など対処法と注意点について詳しくお伝えしていきます。

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首の蕁麻疹はなぜ起こる?痒くない場合や消えない場合についても

首に蕁麻疹が出てしまう原因は大きく分けて、「アレルギー性の蕁麻疹」と「非アレルギー性の蕁麻疹」の2つがあるとされています。

アレルギー性の蕁麻疹

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元々アレルギー体質の方は、食品や薬品、動物や植物などに反応して蕁麻疹が出てしまうことがあり、自分自身に「アレルギーはない」と思い込んでいても、何か特定のアレルギーがある可能性はあります。

そして、蕁麻疹の発疹は赤く隆起していて、地図状のものから楕円状など、形は様々ですが意味はあまりないようです。

それから、安静にしていれば数時間ほどで自然と消えていきますが、重症化して病院で対処をしないと命にかかわることがあるので注意が必要です。

そのため、見覚えのない発疹が現れたら、

・ 普段食べないものを食べた

・ 動物を飼い始めた

・ シャンプーや化粧品を変えた

・ 何かの薬を飲み始めた

など、心当たりがないか考えてみると良いでしょう。

とはいえ、こうした重症のアレルギーの場合、ほとんどが首だけではなく全身に現れるので、首だけに蕁麻疹が現れるときは、次にお伝えする非アレルギー性蕁麻疹であることが多いそうです。

非アレルギー性の蕁麻疹

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非アレルギー性の蕁麻疹は、摩擦や熱などの物理的な刺激や精神的なストレスが原因となって起こる蕁麻疹で、特に首は皮膚が薄く、常に露出されていて乾燥も進みやすいので、熱などの刺激で蕁麻疹が起こりやすい部位です。

なので、お風呂に入ると蕁麻疹が出るという方は、熱による蕁麻疹である可能性が高いそうです。

また、感染も多くあるので、汗による刺激や髪の毛があたる際などの刺激で蕁麻疹が起こることもあるそうです。

ちなみに、汗が皮膚の中にたまるとあせもができるため、この量が多いと蕁麻疹と間違えてしまうそうですが、あせもの方がプツプツと小さい点のような状態なのに対し、蕁麻疹は2~3mm程度の円形から10cm以上の地図状のものまでサイズが大きいので、その点で見分けるようにしましょう。

そして、こうしたあせもを含む皮膚湿疹の場合は、蕁麻疹と違って「痒くない」場合が多いので、そこも見分けるポイントになりますよね。

また、こうした物理的な刺激による蕁麻疹を予防するためには、お風呂に入る前後に体を温めて、体温が急上昇しないように気をつけたり、首に髪の毛が当たらないように縛ったり、汗をこまめに拭き取り、清潔を保つといった工夫を行うと良いでしょう。

心因性のアレルギーはどうして起こるの?

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蕁麻疹の種類のうち、一番多いのが原因不明の「特発性蕁麻疹」と言われ、その数は蕁麻疹患者全体の7割以上と言われています。

そして、この特発性蕁麻疹の約3割がストレスによって誘発されているのではないかと考えられているそうです。

それから、蕁麻疹が首に現れ、なかなか消えなかったり繰り返し出現する場合は、ストレスの関与が大きいと言われています。

そして、実はストレスによって蕁麻疹ができるメカニズムはまだあまりよく分かっていないそうですが、運動や発汗によって起こる「コリン性蕁麻疹」はストレスがかかることで発症することが多いとされています。

ただ、ストレスといっても、自分で自覚していない場合もありますが、夜眠れなかったり、体の疲れを感じていたり、食欲がない、イライラするなど、体の他の部分の不調を伴っている場合もストレスの表れなのです。

このようなケースでは、いくら蕁麻疹の治療をしたところで改善が見られないことも多く、不安やストレスを取り除くための薬物療法(抗不安剤や抗うつ剤)など、精神療法などが効果を上げる例も多いそうです。

どんな時に起こりやすい?

ストレスが関わっているとされる「コリン性蕁麻疹」はアセチルコリンがその発症に関与しているとされていて、アセチルコリンというのは本来、自律神経の一つである副交感神経から分泌される化学物質で、体がリラックスしている時に多く分泌されます。

つまり、ストレス下にありながらも、ほっと一息ついたときや、入浴後や就寝時、精神的な緊張が解けて体が温まってくるときにできやすいので、意外ですよね。

首の蕁麻疹の対処法は?

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アレルギー性蕁麻疹の場合は、まずは赤く腫れて痒みが現れているところに氷水の入った袋をタオルでくるんで当てるなどして冷やし、安静にしてよく休むようにしましょう。

そして、入浴やアルコール摂取など、血行を良くする行為は蕁麻疹を悪化させるので、治るまで避けた方が良いでしょう。

それから、ストレス性の蕁麻疹の場合は、皮膚科で一般的な抗ヒスタミン剤や抗アレルギー剤を処方してもらっても効果が現れにくい場合が多いので、注意が必要です。

なので、なかなか治らない場合は心因性を疑い、心療内科などで相談の上、抗不安薬を併用しないと治りません。

また、精神療法というのも試みられており、これはストレスに徐々に慣らしていく方法で、ストレスを完全に取り除くのが難しい場合、リラクゼーションと小さいストレスを同時に与えながらストレスに慣れさせる治療もあります。

それから、催眠療法といって、暗示をかけながらストレスを取り除く方法もこのタイプの蕁麻疹に効果的なのだそうです。

そして、ストレスは精神的なものだけでなく、疲労や睡眠不足が重なるなど、体のストレスも自律神経を乱す要因となるので、普段から規則正しい生活を心がけ、心と体をしっかり休めるようにしましょうね。

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蕁麻疹はうつるの?

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痒みを伴う赤いブツブツが一気に現れると、「体の中の他の場所や、他の人にうつるのではないか」と心配になることがありますよね。

そして実際に、最初はポツポツだった蕁麻疹が痒くて自分の手で掻いているうちに一気に広がったという経験がある方も多いのではないでしょうか。

ただ、蕁麻疹は感染症ではありませんので、細菌やウイルスのように接触によって他の場所に広がったり、他人にうつることはないそうです。

でも、かゆみを伴うため、引っ掻いてしまうとミミズ腫れのようになることがありますが、擦るといった機械的刺激により血管の透過性が高まり、血漿成分が血管外に漏れ出したためなので、手から他の部位へと「うつした」わけではないのですね。

なので、痒くてつらくても、掻いてしまうとさらに痒い範囲が広がるだけなので、早めに冷やすようにしたり、痒みを抑える薬を塗って対処することをオススメします。

まとめ

いかがでしたでしょうか?

今回は、首の蕁麻疹はストレスが原因かといったことや痒くない時などの対処法と注意点について詳しくお伝えしました。

首の蕁麻疹は、食べ物や薬品、動植物などでも起きますが、物理的刺激やストレスが原因となる非アレルギー性の蕁麻疹の方が多く、皮膚が薄く肌が露出していることから乾燥もしやすいので蕁麻疹が現れやすいのでしたね。

そして、あせもは赤いプツプツで痒くないことが多いのに対し、蕁麻疹は発疹のサイズが大きく痒みを伴うことが特徴で、自然に治癒することもあればなかなか治らないことがあって、長引く場合はストレス性の場合が多いのでした。

そのため、冷やしたり安静にしたり、痒み止めの薬も効かなければ抗不安薬を飲んだり、生活習慣を正すことでじっくり治す必要があり、痒くても掻いてしまうと刺激によって広がってさらに辛くなるので、できるだけ我慢し、蕁麻疹の出にくい体作りを心がけましょうね!

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